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homeがん診療について子宮体がん(子宮内膜がん)

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子宮体がんとは

婦人科のがんで最も多い子宮がんには、子宮頸がんと子宮体がんがあります。

子宮体がんは子宮内膜がんとも呼ばれるように、
胎児を育てる子宮の内側にある子宮内膜から発生する病気です。

年齢別にみた子宮体がんの罹患率は、40歳代後半から増加し、
50歳代から60歳代にピークを迎え、その後減少します。

近年、子宮体がんは年齢に関係なく増加傾向にあります。

 

子宮体がんの原因

子宮体がんは、エストロゲンによって増殖するタイプと、エストロゲンに関係なく発生するタイプに分けられます。
リスク要因としては、閉経年齢が遅い、出産歴がない、肥満などがあります。

また、薬剤では、乳がんのホルモン療法に用いられるタモキシフェンや、更年期障害等に対するホルモン補充療法などで用いられる、エストロゲン製剤のみの単独使用などが挙げられます。

その他のリスク要因として糖尿病、高血圧、乳がん・大腸がんの家族歴との関連が指摘されています。

 

子宮体がんの症状

子宮体がんでは、比較的初期のうちから不正出血が起こります。
したがって「月経以外におかしな出血が長く続く」「閉経後に不正出血がある」といった場合には注意が必要です。
その他、水っぽいおりものや血液の混じったおりものが見られることもあります。

【当院の特徴】

当院では年間1,100症例以上の腹腔鏡下手術を行っており、これまでに1,300症例を超える
婦人科がん腹腔鏡下手術の実績があります。

当院では子宮体がんに対して腹腔鏡下手術を行っております。腹腔鏡下手術は術後の回復が極めて早く、
痛みが軽微であるため、翌日には歩行、食事が可能であり、従来の開腹手術の術後と比べ著しい差があります。

また、精密な手術で出血も少ないため、輸血を必要とする例はほとんど無くなりました。

腸管へ対する影響も極めて少なく、麻痺性イレウス(腸管麻痺)はほとんどありません。
癒着もほとんど無いため腸閉塞などの腸管合併症も激減しています。

【1】

腹腔鏡下子宮体がん根治手術

「腹腔鏡下子宮体がん根治手術」が 「健康保険適用」の手術になりました。

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【2】

細径化手術

これまでに当院では1300症例を超える婦人科がん腹腔鏡下手術の実績があり、日本で最多です。

腹腔鏡下手術の機器も進歩しており、当院ではより小さく、より少ない手術の傷を目指して細径化手術に取り組んでおります。

【3】

リンパ節郭清

子宮体がんではリンパ節転移が広汎に起こりうるという特徴があり、
骨盤内のみならず腹部大動脈周囲のリンパ節も切除しなければならないことがあります。

開腹手術で大動脈周囲のリンパ節郭清を行った場合、下腹部からみぞおちに達するまでの
長大な切開が必要となり体への負担も多くなります。

そこで、当院では腹腔鏡下手術によって大動脈周囲のリンパ節を切除する方法(後腹膜アプローチ)を導入し、術後の患者さんの負担を軽減することが可能となりました。

また、進行例の場合、術後に再発予防のため化学療法などが必要となりますが、
腹腔鏡下手術の導入により短期間で術後の回復が望めるので早い時期で追加治療が可能となります。

当院では最も古く(1998年に導入)から15年にわたり婦人科がんの手術を腹腔鏡で行っており、腹腔鏡下リンパ節郭清の手術症例も700例を超えています。

拡大された視野で行うため精度が高く、摘出リンパ節数は従来法の開腹手術よりも多く
子宮体がんのリンパ節転移例(III-c期)の5年生存率は当院では90%以上です。
(一般的には60%程度)

この手術は高度の技術が必要となります。当院の技術は国内はもちろん海外でも広く認められており、多くの大学から手術見学のため専門医が訪れています。

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