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悪性腫瘍に対する腹腔鏡下手術の取り組み

消化器外科や泌尿器科などが先行して腹腔鏡下悪性腫瘍手術を保険適応化していく中
婦人科腫瘍への腹腔鏡下手術の取り組みは大きく遅れを取り
従来型の開腹による広汎子宮全摘術が広く行われてきました。
2008年7月に腹腔鏡下子宮体がん根治術が先進医療に承認され
2014年4月に念願の保険適応となりましたが、子宮頸がんに対する腹腔鏡下広汎子宮全摘出術は
2014年12月に先進医療として承認されたばかりです。
当院では『子宮頸がんおよび子宮体がんの腹腔鏡下手術』が安全に実施可能であることを確信し
1997年より全国に先駆けて自由診療として取り組んでまいりました。

これまでの手術実績(2015年7月現在)は以下のとおりです。
・腹腔鏡下後腹膜リンパ節郭清:1000例
・腹腔鏡下広汎子宮全摘術:301例
・腹腔鏡下広汎子宮頸部切除術:76例

「大きくお腹を開かない(低侵襲)から回復が早い」「傷跡が小さくて美容的だ」など
傷の小ささを腹腔鏡下手術のメリットとしてあげる声がたくさん聞かれますが
当院の考える腹腔鏡下手術の最大のメリットは、
骨盤底の複雑な血管走行、靱帯、神経、膜構造などが
開腹手術とは比較にならないほど鮮明に把握できるため
術者の経験と技術が充足していればより安全で根治的な手術が可能になることです。
手術で最も大切なのは「きちんと治るということ」すなわち生存率が高いということに尽きると思われます。

 当院の治療成績(生存率)

 
当院では、妊娠を希望される子宮頸がん患者さんへ国内初の腹腔鏡による子宮温存手術を行うなど
患者さんやご家族を幸せにするための技術研鑽にも努めており
『妊娠率・出産率』は60%超で国内でも最高レベルを保っています。
近年では、当院が2013年9月に中四国地方の民間病院として初めて導入した
最先端の手術支援ロボット“ダ・ヴィンチ”(da Vinci Surgical System)を用いた手術の開発にも
取り組んでいます。
ダ・ヴィンチは広い視野と鮮明な3D画像で空間把握能力に優れるほか
人間の関節では不可能であった精密な手術操作が可能となるため
より精度の高い低侵襲手術が実現できると考えています。
手術で悩まれている方、将来妊娠のご希望がある方はお気軽にご相談ください。