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炎症性腸疾患外来新設のご案内

平成25年7月4日(木曜日)から栄養治療センター外来において、炎症性腸疾患外来が始まります。

炎症性腸疾患とは、主に消化管(主として腸)に原因不明の慢性的な炎症を起こす疾患の総称で、
主に潰瘍性大腸炎とクローン病のことを指します。
以前は日本には少ない病気でしたが、最近は年々増加傾向で、平成23年現在で、
潰瘍性大腸炎は約13万4千人、クローン病は約3万5千人の患者さんがいらっしゃいます。
原因ははっきり分かっておらず、厚生労働省の特定疾患、いわゆる”難病”に指定されています。

 

症状について

潰瘍性大腸炎では粘液の混じった血便や下痢が続いたり、良くなったり悪くなったりを繰りかえします。
症状がひどくなると、腹痛、発熱、体重減少などの症状がでてきます。
クローン病では下痢、腹痛、発熱、体重減少が主な症状で、嘔気、嘔吐などの症状を伴います。

 

発症年齢について

潰瘍性大腸炎では20歳代前半にピークがありますが、小児~中高年者でも発症することがあります。
クローン病では20歳前後にピークがあり、中高年者は比較的少ない傾向にあります。

 

診断方法について

炎症性腸疾患は内視鏡検査で特有な粘膜の変化が見られるため、大腸カメラを行い、
組織の検査などを行います。

また、必要に応じて注腸検査(お尻からバリウムを入れる検査)やCT検査を行います。
クローン病に関しては胃や小腸にも病変が見られることがあるので、
胃カメラやカプセル内視鏡検査などを行うことがあります。
大腸カメラはしんどい、痛いなどのイメージをお持ちの方もおられると思いますが、
鎮静剤を注射することによって楽に検査を受けることができます。

 

治療方法について

炎症性腸疾患と診断された場合、症状の程度、病変範囲などに応じて、
適切な治療を行っていくことが重要です。

具体的には薬物療法、栄養(食事)療法、手術療法があります。
薬物療法は従来から行われていた、ペンタサ、サラゾピリン、ステロイド、アザチオプリンなどの
免疫調節剤などの内服治療および坐薬や注腸薬とともに、現在では白血球除去療法や
新たな免疫調節療法(タクロリムス)、抗体療法(インフリキシマブ、アダリムマブ)も使用できるようになり、
治療選択の幅が広がっています。

これらの治療薬を患者様それぞれの病態や経過に応じて、適切に選択し組み合わせて治療していきます。

 

炎症性腸疾患外来を設置

炎症性腸疾患とうまくつきあっていくためには適切な治療法を選択することが重要です。

炎症性腸疾患と他院で診断されている方はもちろん、慢性的な下痢、血便などがあるものの、
精密検査を受けたことのない方は一度ご相談いただければと思います。
また、当院の病室は全室シャワー・トイレ完備の個室で、個室料金が不要です(電気器具利用料1296円は別途必要)。
下痢回数が多い炎症性腸疾患の患者様でも安心して入院できます。

 

炎症性腸疾患外来の詳細