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子宮筋腫の新しい治療法『子宮動脈塞栓術(UAE)』

子宮動脈塞栓術とは、
左手あるいは足のつけねの動脈から子宮動脈にカテーテルという細い管を入れて
塞栓物質を注入し、子宮筋腫を栄養する血管をつめる(塞栓)治療法です。

当院では左手からのアプローチ症例が多いという特徴がありますが、
ご希望にそって穿刺部位を選択できます。

子宮筋腫は左右の子宮動脈から栄養を受けているため、
子宮動脈の血流が一時的でもなくなれば、ほとんどの例で筋腫は小さくなります。
子宮筋腫による症状も8~9割近くの改善が期待できます。

子宮動脈塞栓術の当日朝(月曜)に入院していただき入院期間は原則5日です。
子宮動脈塞栓術施行後ほぼ1日は強い下腹部痛を生じることがありますが、
硬膜外麻酔などにより痛みを軽減することが可能です。

また微熱程度の発熱が続きますが、反応性であり臨床的にはあまり問題になりません。
術後1週間以上は少量の出血やおりものがありますがこれも一過性です。

子宮動脈塞栓術は合併症の少ない治療法ですが、
文献上は生理が数ヶ月にわたってこない場合や、
まれなケースで子宮に感染などをおこし最終的に子宮摘出をしなければならない場合が
あると報告されています。

子宮動脈塞栓術は長らく保険適応外の治療手技でしたが、
エンボスフィアという塞栓物質を使用することにより、保険適応となりました。
当院では現在、筋腫による症状が明確であればエンボスフィアが塞栓物質の主流となっています。

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