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女性外来について

女性泌尿器科とは

泌尿器科というところは、特に男女差の大きな領域です。
男女それぞれに特徴的な病気や症状がありますが、泌尿器科では男性の病気に対する治療の
比重が大きくなりがちでした。

しかし、最近では女性に特徴的な病気(骨盤臓器脱や尿失禁など)に対する治療法が次々に
考えられ、一般に広まってきています。
女性泌尿器科というのは主に、こうした女性に特徴的な病気や症状について専門的に診察し、
治療していくところです。

当科では手術治療や薬剤による治療の他、必要であれば理学療法や漢方治療の併用など、
一人一人の症状や病態に合わせて総合的に治療を行っています。

<主な対象疾患>

骨盤臓器脱

骨盤臓器脱とは女性の骨盤底筋群が弱ったり傷ついたために膀胱、子宮、直腸が膣の中、
あるいは膣口の外まで下がってくる状態です。
それぞれ下がってくる臓器によって膀胱瘤、子宮脱、直腸瘤と呼びます。

子宮を摘出したことのある方の場合、膣の端が下りてくる膣断端脱という状態になることも
あります。多くの場合外陰部の違和感で気づかれますが、膀胱瘤や子宮脱では排尿障害を
起こしてくることがあります。

当科ではこれら骨盤臓器脱の程度や状態について排尿状態等も含め詳しく評価を行った上で
専門的に診断し、手術を含めた治療を行っています。
特に当科ではガイネメッシュを用いた膣壁形成術(TVM手術)を2006年から行っており、
良好な成績を得ています。

尿失禁

女性の場合、骨盤底筋群が弱ったり出産により傷つくことなどで尿失禁が引き起こされること
があります。

尿失禁には大きく分けて腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、混合型尿失禁がありますが、
当科では症状からの診断の他、必要であれば専門的な検査を行い尿失禁の種類を診断し、
失禁の種類に応じた治療法を選択していきます。

腹圧性尿失禁の場合、当科ではメッシュテープを用いた手術(TOT手術、TVT手術)も
行っており、症状に応じて選択することが可能です。

恥ずかしいからとなかなか人には相談できずに一人で悩んでいる方や、
もう年だから仕方ない、とあきらめている方もいらっしゃるようですが、
少しでもそんな方々のお力になれればと思います。