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泌尿器科の主な病気

腎臓、尿管、膀胱、前立腺、尿道、陰茎、精巣(睾丸)、精巣上体(副睾丸)の病気

 

腎臓

がんができることがあります。症状として尿に血が混じることがありますが、
最近は症状がなくても検診の超音波で早期発見される方が増えています。

腎のう胞は腎臓にできる水の袋です。原則的には治療の必要はありません。

 

尿管

何といっても尿管にできる結石が詰まると痛い!「七転八倒」の痛さです。しかし大丈夫。

今はお腹を切らなくても結石を破壊できる体外衝撃波破砕装置(ESWL)があります。
特別大きな結石でない限り、外来通院で治療できます。

なお、お腹を切って結石を摘出した方は、ここ15年で2人のみです。
最近では結石再発予防のために、食事を含めた生活改善策を提供しています。

子供で高熱と尿のにごりを繰り返す場合は
膀胱の尿が尿管をとおって腎臓に逆流していることがあります(膀胱尿管逆流現象)。
最近、お腹を切らなくても内視鏡治療などで簡単に治るようになりました。

 

膀胱

尿が近い、尿の終わりが痛かったり、残った感じがするのは急性膀胱炎のことが多く、圧倒的に女性に起こります。
膀胱炎だけでは熱は出ませんが、腎臓に細菌が侵入すると40度近い高熱を生じます。

尿に目で見て血が混じり(血尿)、他に症状のないときは膀胱がんのことがあります。
放っておいても血尿は止まりますが、その間に病気が進行するので要注意です。
早期ならばお腹を切ることなく、尿道から内視鏡でがんだけ取り除けます。

さらに、BCG(結核菌)を膀胱に注入することにより、膀胱内に潜んでいるがんまで退治できるようになりました。
このため、近年膀胱がんで膀胱を摘出せざるを得ない方は激減しています。

30歳代以上の女性の少なくとも2割以上の方に自分の意思に反した尿の漏れ(尿失禁)があるといわれています。
尿失禁にもいろいろなタイプがありますが、女性の尿失禁は腹圧性か切迫性のいずれか、もしくは両方です。

セキ、くしゃみ、運動のときの失禁は前者、尿がしたくなったら我慢できず漏れるのは後者です。
そのタイプによって適切な治療を行えば尿失禁は治ります。恥ずかしがらずにご相談ください。

 

前立腺

前立腺といえば、肥大症が有名ですが、がんも急速に増加してきています。
米国では男子のがんの一番が前立腺がん、死亡率でも肺ガンに次いで第二位です。

日本でも昭和45年には前立腺がんの死亡者数は約1000人でしたが、平成7年には約5000人となっています。
がんの初期には自覚症状がありません。
症状の進行に伴って尿が出にくいなどの肥大症と同じ症状が出てきます。
PSAという血液中の特殊な蛋白質を調べることにより、早期にがんを発見できるようになりました。

年齢にもよりますが、早期なら手術でがんを摘出することもできます。
50歳を過ぎたら人間ドック、集団検診などでPSAの検査を受けて早期発見につとめることを勧めます。

50歳以上の男性で「尿の出が悪くなった、排尿のため度々夜中起きるようになった、尿が間に合わない」といった
症状を訴えるのは、ほとんどが前立腺肥大症です。
若いときは精液の栄養を与えていた前立腺が、その役目を終えた後に大きくなって尿道や膀胱を圧迫、
刺激するのです。症状が軽い方には内服治療を行いますが、症状の強い方や残尿が多い方には、
お腹を切らない内視鏡手術を行い、肥大した部分を電気メスで取り除きます。

30~40才代の男性で排尿時の痛み、排尿の出が悪い、会陰部の不快感、発熱がある場合は
前立腺に炎症を起こしていることがあります。

いづれにしても泌尿器科専門医に受診してみてください。

 

尿道

男性で下着にウミがでたり、排尿のとき痛みがあるときには尿道炎が疑われます。
放っておくと子供のできない不妊症の原因になることもあるので要注意です。

 

陰茎

ペニスが完全に皮でおおわれていて、頭がまったくでないのを真性包茎といいます。
排尿に支障があれば成人、子供ともに外来で手術を行っています。

男性で性交ができないことをインポテンスといいます。この分野の進歩は近年著しく、内服薬、注射、
器具の使用や手術によって大部分の方で性交ができるようになります。恥ずかしがらずにご相談ください。

 

精巣(睾丸)、精巣上体(副睾丸)

炎症を起こすと、陰のうが腫れ、触れると痛く、高い熱が出ます。
おたふく風邪と合併して発症することがあります。

痛みも熱もなく、腫れているときには、大人も子供も陰のう水腫といって水が貯まっていることがほとんどです。
まれに、年齢を問わず悪性の腫瘍ができることがあるので、診察を受けておく必要があります。

子供の睾丸を風呂場でも触れないとき、睾丸がお腹の中にかくれていることがあり(停留睾丸)
2歳までには専門医を受診してください。

精巣で精子を作り、精管で運びます。この過程に障害があると不妊症(子供ができない)の原因となります。