自覚症状が無い

子宮頸がんの初期段階は自覚症状が無いことが多い

ヒトパピローマウイルス(HPV)は性交渉で感染すると考えられており、性交経験がある女性の80%が50歳までに一度は感染するといわれているほどありふれたウイルスです。多くの女性にとっては、知らない間に感染して知らない間に消滅しているものです。 しかし一部のHPVは異変を起し、5年~10年の年月をかけてがんに進行していきます。最近では、性交渉の開始が低年齢下していることもあり、20~30代の女性の感染者が急増しています。

子宮頸がんが進行していく初期過程においては、自覚症状が無いことが多く、そのために発見が遅れることもあります。子宮頸がんに罹患する患者さんは年間約10,000人程度、死亡する方の数は3,000人近くになっています。

ただし、ヒトパピローマウイルスががんに進行する可能性は低いため、定期的に検診を受けていれば、がんになる前の段階で見つけることが可能です。

【監修】安藤 正明 先生 (倉敷成人病センター理事長、日本産科婦人科内視鏡学会 常務理事)

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