乳腺検査
MMG(マンモグラフィ)
当院では2018年1月より、トモシンセシス(3D)を搭載した最新鋭のデジタルマンモグラフィ装置を設置しました。
この装置は、患者さんができる限り快適な検査を受けられるよう工夫されています。
少量のX線量で質の高い画像を撮影でき、高い病変描出能力を持っています。
新しい技術トモシンセシス(3D)により、奥行きデータを収集し薄いスライスに画像再構成して観察することによって乳腺の重なりを解消し、より精度の高い情報を得ることができます。
マンモグラフィ(乳房X線撮影)は、乳房を圧迫して撮影しますので乳房が多少痛いこともありますが、良い写真を撮るためには必要とされています。
〔装置〕GEヘルスケア・ジャパン製:Senographe Pristina (Digital Breast Tomosynthesis)
当院では、マンモグラフィの撮影は女性技師が行なっています。 精度管理中央委員会の認定する『検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師』と『マンモグラフィ検診施設画像認定』を取得しました。
MMUS(乳房超音波検査)
乳房超音波検査は、しこりと乳腺のコントラストがはっきりと付き、診断できます。
触診で分からないような小さなしこりも見つけることができます。
マンモグラフィと乳房超音波検査を併用することにより、早期乳がんの発見に努めています。
2011年10月に新装置を導入しました。しこりの硬さを画像化するエラストグラフィや、石灰化病変を見やすくしたマイクロピュアという機能があり、病変の良悪の判定に大変役立っています。
〔装置〕キャノンメディカル社製:aplio 400
STマンモトーム(画像ガイド下乳房生検)
腹臥位式STマンモトーム装置は、岡山県下初の導入で、中四国地区でも数台しかないものです。 マンモグラフィの微細石灰化像だけで乳がんが疑われる人の組織診断が手術することなくできるようになりました。
腹臥位式なので、患者さんは恐怖心や負担が少なく、術者は安全にかつ正確に組織採集を行うことができます。
傷跡は約5mm、検査時間は約40分です。