TEL
vol.1

目の大きさ

2023/06/01

 

 

新型コロナウイルス感染症の流行により、マスクを着用した姿が見慣れた日常になりました。顔の半分がマスクで隠れるため、目の印象がより一層強くなったように感じます。「あの人は目が大きいな」など、目の大きさに着目することも増えたのではないでしょうか。目が大きい、と表現されますが、眼球自体はどの人もおおよそ同じくらいの大きさだということをご存じですか。人種や体の大きさが違っても、眼球の大きさはみんな同じくらいなのです。

目の大きさ

外から見えているのは眼球の約6分の1程度で、成人の眼球の大きさは直径2.5㎝ほど、重さは約7グラムです。例えるならば、10円玉が2.35㎝、500円玉が2.65㎝なので、硬貨くらいの大きさです。そんな小さな眼球が、物を見るという壮大な役割を果たしているのです。

目の大きさ2

他の生き物ではどうでしょうか。猫の眼球は2.2㎝、馬の眼球は4.0㎝ほどです。生き物の中で最も大きな眼球の持ち主は誰だと思いますか。答えはダイオウイカで、2030㎝もあるのです。しかし、大きいからよく見えるというわけではありません、ダイオウイカはかなりの遠視だそうです。



 

 

 

では、10円ほどの大きさの眼球を思い浮かべてください。そしてその中を手術することを想像してみてください。眼科の手術がどれほど細かい技術を必要とするかは言うまでもありません。患者さんの大切な目を守るために、アイセンターは今日も奮闘しています。