vol.8
2025/03/03
泣くと目が赤くなるのはなぜ?
涙で目が赤くなる仕組み

人は涙を流すと目が赤くなることがあります。
これは白目の血管が拡張する(血管がふくらむ)ことで赤く見えます。
ふだんは目の血管は細く、目立たないですが、血管がふくらむと目立ち赤く見えるのです。
泣くと涙の原料である血流が増え、血管がふくらむという訳です。
ここで涙についてご説明します。
涙は血液を原料にして、涙腺というところで作られます。涙腺の位置は眉下の目尻側にあります。涙の成分は水だけではなく油分も含まれており、目を潤わせ、ばい菌から守る保護の役割をもっています。

目が疲れたときも赤くなるのは、回復するために酸素や栄養を運ぼうとして血流が増えるからです。
スマホやパソコンなど目を酷使する時代ですが、身体は正直です。
疲れのサインだと思って時々目を休めるようにしましょう。
もし目の赤みが続いたり、目やにが出るなど他にも症状があれば病気のひとつかもしれません。
よく耳にする結膜炎というのは、結膜(白目の膜)が異物やアレルギー、ばい菌などに反応し炎症を起こした状態です。炎症反応で血流が増えて充血を引き起こします。
白目の表面の血管が破れた場合も目が赤くなります。
目が赤くなるということ一つにしても様々な理由や原因があります。
気になることがあればアイセンターでお気軽にご相談ください。