TEL
vol.10

見やすい色・見にくい色

2025/09/01

みなさんの周りにはいろいろな色がありますが、色はどのように見えているのでしょうか。

人の目には赤、緑、青の色を感じる細胞があり、この細胞の働きによってあらゆる色を見分けることができます。この色を感じる細胞がうまく働かない人は、色を見分けることが難しくなります。

色の判別がやや難しいことを「色弱」と呼ばれます。

日本人で色覚に異常を持つ人は、男性の約5%になり20人に1人、女性の0.2%の500人に1人の割合でいるといわれています。

日常生活の中には、さまざまな色があります。同じ赤色でも明るさや鮮やかさで多少の違いがでてきますが、色覚に異常があると違いが気づきにくいこともあります。色が見えないのではなく区別がつきにくいのです。

分かりにくい色の組み合わせには、次のような組み合わせがあります。

 

分かりにくい色の組み合わせ

色覚が異なる人でも情報が適切に伝わるように色の使い方に配慮したデザインをユニバーサルカラ―といいます。似た色に見えてしまう組み合わせを避けて、色の明るさ(明度)や色の鮮やかさ(彩度)を変えることで区別しやすくします。

 

ユニバーサルカラ―

識別しやすい色の組み合わせを使うことは、みんなにやさしいとても大切なことですね。