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vol.13

ブルーライトについて

2026/06/01

ブルーライトという言葉をご存知ですか。

歌謡界ではブルー・ライト・ヨコハマが代表的ですが、眼科ではパソコンやスマートフォンからの光の一種を指します。ブルーライトは可視光線(人間の目が光として感じることのできる電磁波)の中でも波長が短く、エネルギーの強い光です。パソコン等の画面やLED照明などから多く放出されています。長時間画面を見続けることで、目の疲れや近視の進行、睡眠への影響の可能性が示唆されています。ブルーライトカット眼鏡は、そのようなブルーライトを軽減する目的で広く普及しているものです。

 

就寝前-スマホ-女性-ブルーライト

ブルーライトカットと言われると、目によさそうと期待してしまうかと思います。患者さんからも、手術後はブルーライトカットの眼鏡を使用した方がいいですかと聞かれることがよくあります。日本眼科学会は、効果に疑問符をつけつつ、使用を推奨も否定もしていないという立場です。ブルーライトが目に悪影響を与えるという明確な証拠はないものの、夜間の使用で睡眠の質が低下する可能性は指摘されています。これは、夜間に強い光を浴びることで体内時計が狂い、睡眠障害を引き起こす可能性があるためです。

 

手術後の患者さんにブルーライトカットの眼鏡をかけた方がいいですかと聞かれたとしたら、特に必要ありませんと答えます。日常生活で浴びるブルーライトは、網膜に障害を起こすレベルではないとされているからです。

しかし、白内障手術後に青色を強く感じるようになったり、光がにじんで見えたり、眩しさを感じやすくなることがあります。青色が強くなるのは、手術で黄色いレンズを取り除くことでその補色である青色をより強く感じてしまうためです。眩しさは、水晶体の濁りがなくなることで多くの光を取り込めるようになるためです。ほとんどの場合、時間の経過とともに慣れて気にならなくなることが多いですが、ブルーライトカット眼鏡やサングラスを着用することで、これらの症状を軽減することができます。日常生活を安楽に過ごすために活用することは何も問題ありません。特に手術後は目への影響について敏感になる時期だと思います。気になることがありましたら、いつでも眼科にご相談ください。