
周術期オーラルマネジメントとは、全身麻酔下で手術をされる患者さんや放射線治療、化学療法を受ける患者さんに対して、歯科医や歯科衛生士が専門的口腔ケアや摂食嚥下機能評価を行うことで、発熱や肺炎などの術後の合併症を予防するための取り組みです。
周術期オーラルマネジメントが必要とされる患者さんに対して、当科では、
1)手術前の口腔内の感染源の精査と除去
2)咀嚼/嚥下機能の評価
3)歯科衛生士による口腔衛生指導と徹底的な口腔清掃
4)気管送管時の歯牙破折防止用マウスガードの作製
5)術後の口腔衛生管理
を行っています。
この周術期オーラルマネジメントを実践する上で重要なのは、患者さんご自身によるセルフケアです。
当科では患者さんご自身で口腔ケアを実践していただくためのサポートもいたします。