
近年、肝硬変や肝臓がんは、C型肝炎ウイルス感染者から移行するケースが
多いことが分かってきました。
国内のC型肝炎ウイルス感染者は、150万人を越えると言われていますが、
自分自身が感染していることを自覚していない人が多いのです。
C型肝炎ウイルスに感染していないか、血液検査を受けましょう。
※人間ドックのコースによって、料金が異なる場合があります。
C型肝炎ウイルスによって肝臓に炎症が起こり、肝臓が障害されて
いく病気です。
重症化するまでは、自覚症状の現れないケースが多くあり、
自分では気づきにくい病気です。C型肝炎ウイルスに感染すると、
60~70%という高い確率で慢性肝炎となります。
そして長い経過で肝硬変・肝臓がんへと進行すると言われています。
●血液中のHCV抗体を調べます。
C型肝炎ウイルスに感染すると、これに対抗するために「HCV抗体」ができます。
●HCV抗体陽性=「ウイルスが身体の中に入ったことがある」ことを示します。
つまり今もウイルスが身体の中に残っていることもありますし、今はウイルスは消えてしまっている可能性もあるわけです。
次に、そのウイルスが「今も身体の中にいるかどうか」を調べることが重要です。
二次検査として最寄りの医療機関でさらに詳しい血液検査をお受けください。
これで陰性であれば、ウイルスは身体の中には残っていないということになるので、ひとまず安心です。
C型肝炎ウイルスに感染していることが分かった人は、必ず医療機関を受診して病気の状態の診断を受けてください。