情報開示・診療録開示
情報開示(診療録の開示を希望される方)
診療録等の開示は、ご本人の意思による請求であれば全面的に行なっています。
しかしながら、次のような場合においては不開示あるいは一部開示を行うことも致し方ないと考えます。
- 治療効果への悪影響が懸念されるとき
例えば、悪性腫瘍、精神疾患、遺伝性疾患等の場合、症状や診療内容などについて十分説明しても、患者さんご本人に心理的影響を与え、治療効果等に悪影響を及ぼすと考えられるとき。
- 患者さんが未成年者の場合に法定代理人による開示の申し出がなされた場合であって、開示することが当該未成年者の利益に反すると認められるとき。
開示請求が可能な方
開示の請求、診療情報の提供は原則として患者さんご本人が行い、お受けいただくものですが、次の方は診療録等の開示を請求することが可能です。
ただし、患者さんとの関係を証明する書類(戸籍謄本等)の提出が必要となります。
さらに下記(イ)(ウ)の場合、患者さんが15歳以上の時は、ご本人が合理的判断のできない場合を除き、当該患者さんの同意が必要となります。
(ア) 成年被後見人の患者さんの法定代理人
(イ) 未成年者の患者さんの法定代理人
(ウ) 実質的に患者さんのケアを行なっている親族またはそれに準ずる方
開示請求時に必要なこと
以下が開示請求時に必要なことになります。
(1)診療情報管理課担当者との面談
(2)申込書等の提出
・ご本人の場合:
診療録等の開示申込書の提出
ご本人の証明(運転免許証、パスポート、健康保険証、国民年金手帳、厚生年金手帳など)の提示
・患者さんご本人以外の場合:
診療録等の開示申込書、診療録等開示に関する委任状 兼 同意書、関係を証明する書類(戸籍謄本等)の提出
申込者の証明(運転免許証、パスポート、健康保険証、国民年金手帳、厚生年金手帳など)の提示
また、診療情報提供分科会で審査が必要となりますので、開示日時につきましては、ある程度お時間をいただいた後あらためてご連絡いたします。
開示当日に必要なこと
開示当日は、再度、ご本人の証明(運転免許証、パスポート、健康保険証、国民年金手帳、厚生年金手帳など)をご提示いただき、関係者立会いのもとで行います。
なお、開示方法により、それぞれ料金が必要となりますのでご了承ください。
費用(税込)
- 基本料
- (1~3枚まで) 3,300円/件
(4~14枚まで) 4,400円/件
(15枚以上または画像記録謄写) 5,500円/件
- 医師の口頭説明
- 5,500円/30分ごと
- 要約書の交付
- 5,500円/枚
- 診療録等謄写
- (白黒) 30円/枚
(カラー) 60円/枚
- 画像記録謄写
-
(CDまたはDVD) 5,500円/枚
(レントゲンフィルム) 1,100円/枚
- 不存在証明書の交付
- 1,100円/枚