病理診断科
専門医による迅速かつ正確な病理診断を実施し、適切な治療へと導く橋渡し役として患者さんをサポートしています。
当科は患者さんから採取された組織や細胞を顕微鏡で観察し、良性や悪性(がん)など病気の診断・進行状況・治療効果の判定などを行っています。病理診断の結果をもとに、治療法を選択し、手術範囲が決定されます。診断は、病理診断および細胞診断を専門にする医師(病理専門医、細胞診専門医)が担当しています。
- 病理診断
- 胃や腸などの生検組織、婦人科、乳腺科、泌尿器科、外科など手術で摘出された臓器について診断しています。さらに免疫染色、遺伝子検査などを追加し個別化医療に対応しています。
- 細胞診断
- 子宮、尿、乳腺、甲状腺、胸水、腹水などから得られた細胞の診断を行います。
- 術中迅速診断
- 手術中に病変や切除断端の良悪、転移の有無などの診断を行います。術式、切除範囲の決定に重要な役割を担っています。
- 病理解剖
- 不幸にも病気で亡くなった患者さんの死因究明、治療効果判定などを行い、今後の治療に役立てています。
- カンファレンス
- 婦人科、泌尿器科、乳腺外科、外科、放射線科などと症例検討を行い、チーム医療を推進しています。院外の専門家とも連携を図り、よりよい治療選択に貢献できるよう努めています。
実績
(単位:件)
|
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
組織診断数 |
5,905 |
5,899 |
6,352 |
術中迅速組織診断数 |
182 |
256 |
286 |
細胞診断数 |
29,292 |
25,979 |
25,702 |
臓器数 |
8,956 |
9,126 |
9,334 |