

午前8:30~11:30
午後13:30~16:30
乳腺科は、当院のブレストセンターのなかで主に乳腺疾患の診断を担当する部門です。女性のがんの中で乳がんはもっとも頻度が高いとはいえ、治りやすい病気でもあり、早期であればそのほとんどは根治できます。少しやっかいなことは、比較的若い年齢層から乳がんにかかるピークがあり、年齢に応じて起こるさまざまな正常の変化と初期の乳がんとが区別しにくいこともよくあるということです。ですので、その診断には質の高い「目」が必要となります。当院ではマンモグラフィや超音波検査に高機能な装置を揃え、鍛錬を積んだ女性の技師が検査を担当しています。その結果をもとに乳腺専門医が詳細に判断して、必要であればその場で細胞診や組織検査を実施しています。また心強いことに乳腺を専門とする病理医が常勤しているので、迅速に的確な診断結果を得ることができます。こうした「目」によって適切な治療に結びつけることができる体制になっています。
最近ではインターネットなどを通して容易に乳がんの情報を得ることができるようになりました。しかしそれでかえって不安が強くなったり間違った認識をしたりしている方も多いと日々の診療で感じています。そんな不安の解消や認識を新たにしていただくことも当科の大切な任務と考えています。
がんのなかった方には安心と今後の適切な検診法の指導を行うことも、逆にがんが発見されたとしても、ひとりひとりに最善の治療ができるよう方針相談をしています。
当科は診断の入り口として大事な役割をになっていますが、ブレストセンタースタッフ一同がホスピタリティマインドを大切に、当院へ来て本当に良かったと思っていただけるよう質の高い診断を心掛けてまいります。
視触診、マンモグラフィ(トモグラフィ)、乳房超音波検査(エコー)
細胞診、針生検、エコーガイド下吸引生検、マンモトーム生検、切除生検・摘出生検
CT、骨シンチ
(単位:人)
2020年度 | |
外来受診者数 延べ | 8711 |
(単位:件)
2020年度 | |
手術件数(入院患者数) | 173 |
(単位:件)
2020年度 | |
マンモグラフィ | 1726 |
乳房超音波 | 2063 |