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および年末年始(12/30~1/3)
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婦人科

“さらに患者さんにやさしい医療”を追求し、世界トップレベルの技術を提供できるよう努めています。

当科では、12名(2023年10月現在)と多数の産婦人科医師が在籍しており、外来診療や手術に当たっています。また、日本産科婦人科学会の専門医・指導医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医も数多く在籍しています。私たちは、多くの女性が抱えている月経困難症や子宮内膜症など婦人科良性疾患から悪性疾患(子宮がん、卵巣がんなど)まで、女性特有の悩みや痛みに向き合い、患者さんのライフスタイルに応じた最適な治療を提案しています。婦人科手術においては、できるだけ傷を小さく、手術時間を短くすることで早期の回復につなげ、なるべく早くいつも通りの生活を送れるようにするのが大切です。
当科は全国に先駆け1990年代から腹腔鏡下手術、2013年からロボット支援下手術を開始し、世界トップレベルの技術と日本一、二を争う腹腔鏡下手術件数を有しており、他院で開腹手術が必要と言われた症例でも大部分は腹腔鏡での手術が可能です。がんの手術にも低侵襲手術を適応し良好な治療成績を収めています。出産を希望するがん患者さんに腹腔鏡を利用した妊孕性※温存手術(子宮機能を温存する手術)が提供できるため、全国から多くの患者さんが受診されています。また、腟からカメラや操作器具を挿入することで子宮や卵巣・卵管の手術が可能な“おなかに傷をつくらない”経腟腹腔鏡下手術(vNOTES)にも積極的に取り組んでいます。

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おなかに傷をつくらないvNOTES(経腟腹腔鏡下手術)
vNOTEs説明付き+傷なし

当科では、子宮の良性疾患に対する治療にvNOTES(経腟腹腔鏡下手術)を実施しています。
vNOTESとは、微細な操作ができる腹腔鏡下手術と、おなかに傷が残らない腟式手術のメリットを併せた手術です。
腟からカメラや操作器具を挿入することで子宮や卵巣・卵管の手術が可能なため、おなかに傷をつくらず患者さんの痛みや負担を大きく軽減します。

実績

(単位:件)

  2021年度 2022年度 2023年度
腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術 140 184 135
開腹子宮悪性腫瘍手術 16 22 22
腹腔鏡下子宮全摘術 821 731 705
腹腔鏡下子宮筋腫核出術 135 169 151
腹腔鏡下卵巣腫瘍摘出術 236 235 255
腹腔鏡下仙骨膣固定術 55 63 64
腹腔鏡下子宮外妊娠手術 11 15 13
開腹子宮全摘術 11 2 1
開腹子宮筋腫核出術 2 1 0
腟式子宮摘出手術 7 4 4
その他(小手術) 31 22 17
円錐切除術 93 75 81

早期子宮頸がんに対する腹腔鏡下広汎子宮全摘術の治療実績

2018年4月より早期子宮頸がんに対する腹腔鏡下広汎子宮全摘術が新たに保険収載され、これまでより 多くの患者さんに体にやさしい腹腔鏡下手術を受けていただけるようになりました。
当院では、本邦において先駆的に2000年より子宮頸がんに対する腹腔鏡下手術を導入し、これまでに約 500例の患者さんを手術治療してまいりました。現在まで実施した子宮頸がんに対する腹腔鏡下広汎子宮 全摘術の再発率・生存率は、術後5年間の無病生存率 97.1%、全生存率 98.2%と開腹手術と同等以上の 非常に良好な治療成績を収めています。

子宮頸がん治療実績

子宮頸がんIA1-IB1期:172例(2006年-2015年)の腹腔鏡下広汎子宮全摘術治療成績