午前8:30~11:30
午後13:30~16:30
2024/02/13
整形外科 部長
大澤 誠也(おおざわ せいや)
【卒業】 平成5年 岡山大学卒業
【資格・その他】
日本専門医機構認定整形外科専門医
日本足の外科学会認定足の外科認定医
日本足の外科学会評議員
【外来日】火・水・木曜日(いずれも午前中)
水曜日は外反母趾専門外来(要予約)
当院では外反母趾専門外来を開設しております。外反母趾を主とした足部疾患に対して正しい診断と正しい治療を行い、足で困っている多くの方々の悩みを解決できるよう診療に全力を注ぎたいと思っております。
足疾患で最も多く有名なのが外反母趾です。外反母趾は足の親指が「く」の字に曲がってしまう疾患であり、母趾の痛みにより靴歩行が困難になるケースがあります。また痛みは強くなくてもいつのまにか隣接する足趾の変形や関節の脱臼を伴うこともしばしば見られます。軽度の外反母趾であれば靴や装具、運動療法などの保存治療により、症状の改善が期待できますが、中等度以上の外反母趾になると保存治療での改善はあまり期待できないため手術治療が勧められます。たかが外反母趾と思われがちですが、多くの方(特に女性)の足を悩ます代表的疾患になりますので、治療をあきらめずに遠慮なく当院専門外来をご受診ください。
外反母趾の手術は決して出っ張った部分を削り取るような単純なものではありません。外反母趾の手術は中足骨という骨を切り、それを適切な角度になるように矯正して再度固定します。矯正は3次元的な矯正が必要となり、また筋肉や腱などの骨以外の組織も操作することにより関節の適切なバランスを構築しています。
単純な外反母趾だけであれば入院期間は約2週間であり、術後用の靴装具での歩行退院となります。もちろん保険適用となります。術後はしばらく腫脹が続きますので、すぐにおしゃれな靴を履くことはできません。ある程度の時間的余裕をもって外反母趾手術を受けることが勧められます。
外反母趾以外の足部疾患としては、足関節陳旧性靭帯損傷(過去の足首捻挫の後遺症)、変形性足関節症(足首の加齢による痛み)、扁平足障害、強剛母趾、リウマチ足変形、スポーツ障害などがあります。正しい診断をして、それぞれの症状に適した治療を行います。運動療法も重要な治療法になってきますので、その指導も行っています。
山陽新聞メディカスペシャリストに外反母趾についての取材内容が掲載されました。
福山リビング新聞社発行「リビングふくやま」に外反母趾専門外来についての取材内容が掲載されました。
外反母趾専門外来(整形外科 部長 大澤 誠也)
大澤医師が独自の外反母趾手術法について執筆した英語論文「Proximal oblique metatarsal osteotomy for hallux valgus using a plantar locking plate」が国際雑誌「Foot and Ankle Surgery」に掲載されました。