外来受付時間

午前8:30~11:30

午後13:30~16:30

面会時間
感染対策のため入院患者さんへの面会を制限しています。
休診日
土・日・祝日・年末年始(12/30~1/3)
※2024年は12月30日も外来診療いたします。
※婦人科(予約のみ)と産科は、土曜日の午前中(祝日・年末年始を除く)も診療を行っています。

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泌尿器科

骨盤臓器脱(膀胱瘤・子宮脱・直腸瘤)

恥ずかしいという理由から、受診をためらう人が多い泌尿器科。
当院では、女性特有の病気に女医が対応する「女性泌尿器科」を設けています。

50代以上の3割の女性が骨盤底に障害があるといわれています。
骨盤底は、膀胱・子宮・直腸などを下から支える筋肉などからできる組織です。骨盤底が緩むことで「尿失禁」「骨盤臓器脱」といった症状が起こります。
骨盤底の障害は、必ずしも老化が引き起こすものではありません。経腟分娩の回数、体重増加(BMIが25以上)、喫煙、運動不足、慢性便秘症などがリスクとして挙げられます。


骨盤臓器脱とは

骨盤底筋が緩むことで、骨盤にある臓器である膀胱・子宮・直腸などが下がり、腟から外に出てしまう病気を骨盤臓器脱といいます。脱出する臓器によって「膀胱瘤」「子宮脱」「直腸瘤」などに分かれます。
骨盤臓器脱は、放置すると尿や便が出にくくなるだけでなく、脱出がひどいと腎機能に負担がかかることがあります。

骨盤臓器脱(膀胱瘤・子宮脱・直腸瘤)

骨盤臓器脱チェックリスト

股の違和感があるのはどんな時か、チェックしてみましょう。
一つでも当てはまる症状があれば骨盤臓器脱の可能性があります。不快感を我慢したまま放置せず、なるべく早く泌尿器科を受診しましょう。

  • 何かが下がった感じで尿が出にくい
  • 何かが下がってくると強い尿意をもよおす
  • 長時間立ちっ放し、重い物を持つなどで何かが下がってくる感じがする
  • 排便時にいきむと、腟から何か出てくる
  • お風呂でしゃがむと、股間に何か触れる
  • 出ている部分を押し上げて、排便・排尿をする


骨盤臓器脱の治療・取り組み

骨盤臓器脱の症状は午後になると現れることが多いため、当院では、毎週火・水曜の午後「女性のための骨盤底外来」を開設しています。医師、看護師、理学療法士らでチームをつくり、症状に悩む女性をサポートしています。

骨盤底の障害は、減量が改善への第一歩です。また骨盤底筋体操による筋力強化も有効です。
その他、マジックテープでおなかを抑えるサポーターや腟に専用リングを入れるなど、症状と患者さんの希望に合わせた治療を行っています。



ロボット支援下仙骨腟固定術

骨盤臓器脱_ロボット支援下仙骨腟固定術

骨盤臓器脱では「ロボット支援下仙骨腟固定術」を行います。
下腹部に1cm前後の穴を4カ所開け、アプローチする術式です。医療用メッシュを腟の前後に挿入して、子宮摘出部に縫い合わせ、そのメッシュを仙骨に固定します。
手術は、全身麻酔で手術時間は3時間ほど。入院期間は5日〜1週間です。



骨盤底筋体操

手術後は、再発防止のためにも、専門の女性理学療法士がマンツーマンで骨盤底筋体操の指導を行います。
月に1回程度のリハビリで、継続期間は6カ月を目標としたプログラムです。一般的に効果を実感するまでには、3カ月以上の継続が必要とされます。腟圧計・超音波検査等を用いて成果を「見える化」し、患者さんの充実度・満足度をアップさせ、楽しく継続していただくようすすめています。


▼骨盤底筋体操の動画公開中。自宅でも実践を。

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女性のための電話・メール相談

当院では、女性のための電話・メール相談を行っており、尿漏れや骨盤臓器脱に関する専用ダイヤルを設けています。
気になる症状があれば、ひとりで悩まずお気軽にご相談ください。

電話相談
TEL:090-6844-2111
【受付時間】毎週月~金曜日11:00~13:00
※祝日および年末年始除く
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監修医師

泌尿器科 黒田まゆら

泌尿器科 医長
黒田 まゆら


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