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土・日・祝日・年末年始(12/30~1/3)
※婦人科(予約のみ)と産科は、土曜日の午前中(祝日・年末年始を除く)も診療を行っています。

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産科

無痛分娩のご案内

2024/11/08

分娩image

無痛分娩とは、出産による心身の負担を軽減し、あなたらしいお産と育児をサポートするためのものです。

当院では、麻酔科医が安全に麻酔を行い、産婦人科医・助産師らと協働して、質の高い無痛分娩を実施できる体制を整えています。

【計画的分娩誘発と無痛分娩の組み合わせ】を実施しており、事前に入院日を決定し、入院当日に硬膜外カテーテルを挿入した上で、子宮収縮薬等を使用して分娩を進行させていきます。

無痛分娩には、別途費用(5万円)が必要となります。
ご希望の方には説明後に了承していただいた上で、計画を立案いたしますので、詳細は産科外来スタッフへお尋ねください。



対象の方

  • 医師が必要と判断した方
  • 無痛分娩を希望される方(ご希望の方は医師へご相談ください)



実施までの流れ

医師より無痛分娩についてご説明します。その後、同意書をお渡ししますので、入院の際にご持参ください。
入院日は医師とご相談の上、決定します(夜間、土日祝日は麻酔科医が不在のため実施できません)

計画的分娩誘発

入院後のスケジュールについては下記をご覧ください。


麻酔方法

硬膜外麻酔を用います。硬膜外麻酔法は、脊椎の中の硬膜外腔に細い管(カテーテル)を挿入し、そこから薬液を注入し、陣痛の痛みを緩和させる方法です。
分娩を行う上で、お腹の張りや赤ちゃんが移動する感覚、いきむタイミングはとても重要なため、麻酔の量を調整し、ある程度の感覚が残るようにしています(※麻酔の効果は個人差があります)
眠る麻酔ではないため、生まれてすぐの赤ちゃんを抱っこすることも可能です。

硬膜外麻酔法

※麻酔は細心の注意を払って行いますが、まれに脊髄に膿腫や血腫が起こる重篤な合併症の危険性があります。その場合は適切な処置を行います。
※その他、予測される合併症は同意書で説明させていただきます。

硬膜外麻酔に熟達した麻酔科専門医が担当

無痛分娩時の硬膜外麻酔は、10年以上の経験をもつベテランの麻酔科専門医が担当しています。
硬膜外麻酔には高度な手技が求められます。硬膜外腔に薬液を正確に注入することはもとより、合併症等、緊急事態への迅速な対応も不可欠です。
当院の麻酔科は年間8,000件を超える手術を支えており、多くの専門医を擁する充実した体制のもと、安心・安全な麻酔管理に努めています。
経験豊富な麻酔科医の技術に加え、確かな症例実績も当院の強みです。当院の硬膜外麻酔症例数は、医療圏内(県南西部)最多の年間2,184件で、全体の過半を占めています(R4年度NDBオープンデータ参考)。
また、JALA(無痛分娩関係学会・団体連絡協議会)が開催する、無痛分娩のケアを担当する助産師・看護師向け講習会を分娩担当助産師21名(55名中)が受講しており(2024年10月時点)、産科主治医、麻酔科医とともに安全かつ快適な分娩ができるようサポートしています。


起こりうる副作用

  • 足の感覚が鈍くなり、足に力が入りにくくなる
  • 血圧低下
  • 尿を出したい感じ(尿意)が弱くなり、尿が出しにくくなる
  • かゆみ
  • 発熱



分娩実績

  2022年度 2023年度 2024年度
分娩総数 1,407 1,317 1,310
単胎 1,392 1,306 1,290
双胎 15 11 20
吸引分娩 92 70 111
鉗子分娩 47 45 43
帝王切開 265 259 299
無痛分娩 228 229 313


JALA(無痛分娩関係学会・団体連絡協議会)登録施設

当院は、JALA(無痛分娩関係学会・団体連絡協議会)登録施設です。

JALAは、日本における安全な無痛分娩の提供のために必要な情報の共有・体制を整備し、妊産婦の自己決定権を尊重した安全な無痛分娩と質の向上を実現することを目的に、日本産科婦人科学会や日本産科麻酔学会をはじめとする関係学会・団体によって2018年7月6日に発足しました。



参考サイト