外来受付時間

午前8:30~11:30

午後13:30~16:30

面会時間
感染対策のため入院患者さんへの面会を制限しています。
休診日
土・日・祝日・年末年始(12/30~1/3)
※婦人科(予約のみ)と産科は、土曜日の午前中(祝日・年末年始を除く)も診療を行っています。

予約センターに電話する

体外受精センター

体外受精外来(体外受精・顕微授精)

一般不妊治療(タイミング法・人工授精)で妊娠に至らなかった場合は、次の段階として体外受精や顕微授精などの高度な生殖補助医療をご提案いたします。


体外受精

治療方法

体内から採取した卵子に一定濃度に調整した精子をふりかけて受精させ、受精卵を子宮に戻す方法です。
タイミング法や人工授精で結果が得られない場合など、年齢も考慮してご提案します。


適応

  1. 卵管因子、造精機能障害、原因不明不妊で一般不妊治療が無効な場合
  2. 卵巣予備能が著しく低下した場合
  3. 子宮内膜症など治療抵抗性不妊の場合


体外受精の具体的な流れ

体外受精は以下の6ステップで行います。

  1. 卵巣刺激
  2. 採卵
  3. 媒精(卵子に精子をふりかけること)
  4. 胚培養
  5. 胚凍結
  6. 融解胚移植


①卵巣刺激 スケジュール(例)

体外受精通院例①卵巣刺激


②採卵

全身麻酔の一種である静脈麻酔(深鎮静法)を行い、経腟超音波をガイドとして卵子を採取します。


③媒精(卵子に精子をふりかけること)

採卵した卵子を5~5.5時間前培養します。
5~20万/mlの濃度に精子を調整し、媒精します。
媒精後17~20時間で受精の確認を行います。


④胚培養

媒精を行った日をDay0として、毎日観察を行います。
平均してDay5に胚盤胞に成長します。
胚の形態的な発育評価を行います。(Gardnar分類)


⑤胚凍結

良好な胚盤胞を凍結保存します。


⑥融解胚移植

月経が開始したら、移植周期に入ります。
自然な排卵を利用した自然周期と、ホルモン剤を使用したホルモン補充周期があります。
自然周期だと以下のような課題があるため、ホルモン補充周期が主流となります。

  1. 排卵日確認のため来院回数が多くなる
  2. 移植日が直前にしか決まらない
  3. 移植日の調整ができずキャンセルリスクが高い


スケジュール(例):ホルモン補充周期の場合
体外受精通院例⑥融解胚移植



顕微授精

顕微授精

治療方法

受精方法が体外受精とは異なります。
1個の卵子に対して、形の良い精子を1個選び出し、針で卵子の細胞内へ直接注入する受精方法です。
受精方法以外のステップは体外受精と同じです。


適応

高度な造精機能障害、過去の体外受精において受精障害を認めた場合など