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リハビリテーション科

作業療法

2021/05/13

作業療法とは

作業療法エリア

病気や怪我、加齢などによって「作業」が思うようにできなくなった方に対して行います。
作業療法の扱う「作業」とは、日常生活活動や仕事、生産活動、遊び、余暇など人々が営む生活行為すべてのことです。つまり、人・人々が「したい」「する必要がある」「することを期待されている」ことを指しています。
「作業」を思い通りにできるようにするため、人の心身機能へのアプローチや、取り巻く環境の調整、作業のやり方・手順の考案などを行い、「作業」が再獲得できるように支援します。
当院作業療法部門では、子どもから大人まで幅広く、その人らしい生活ができるよう作業療法を行なっています。

作業療法の主な対象疾患

整形疾患

治療場面(肩ROM)

●五十肩:
物理療法(ホットパック、超音波など)を使用し、肩関節だけでなく全身の運動を含めてアプローチしていきます。
また、自主訓練の指導や日常生活での注意点、動作の工夫を伝達しています。

●腱板断裂:
腱板修復の手術後、後療法の計画に沿った訓練を行なっています。
手術翌日より手指や肘の運動が始まり、手術後1週目より肩関節の訓練を開始します。
術後早期から、安全な動作で着替えや入浴が行えるように、生活動作の工夫も検討しアプローチします。

治療場面(手指)

●関節リウマチなどによる指の腱断裂:
術後1日目よりアプローチを開始し、2~3日目には、昼用・夜用のスプリントを作製します。
機能的に動かせるように、また、生活の中で実用的に手が使えるよう訓練を行います。

●その他、手や指の外傷による手術:
術後のリハビリテーションを行なっています。
また、訓練時間外でも自主練習が行えるよう指導します。

リウマチ性疾患

関節の変形予防のために、日常生活で行える関節保護の説明や自助具(使いやすくなるよう工夫された身の回りの道具)の紹介をしています。
また、変形や痛みで手が使いにくい方に対しては、手や指のスプリント(保護や使いやすくなる装具)も作製しています。


自助具 装具

小児疾患

小児訓練場面

自閉スペクトラム症・注意欠如/多動症・限局性学習症・脳性麻痺をはじめとする肢体不自由、発達の遅れが気になる子どもなどが通っています。 子どもたちの困っていることへの対応だけでなく、ご家族に対しても日常的な接し方などもお伝えしています。また、園・学校の先生に対してもご家族を通じて(情報提供書などを活用)子どもの状態をお伝えできるようにしています。
必要に応じて、検査(DTVP・KABC-Ⅱ・DEM・STRAW-R・WAVES・SP感覚プロファイルなど)を行い、一人ひとりの特徴を活かした勉強方法や対応の仕方を検討しています。

がんのリハビリテーション

患者さんが望む生活に近づけるよう、一人ひとりに合わせたプログラムを考えアプローチします。
退院に向けて、生活動作や道具の工夫を検討します。
患者さんが大切な時間を過ごすために、ご本人にとって大切な作業活動を、入院期間中も継続できるよう、ご希望に添ってアプローチを行います。