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放射線技術科

大腸CT検査について

2021/05/13 お知らせ

大腸CT検査(CTコロノグラフィー:CTC)

大腸CT検査(CTコロノグラフィー:CTC)は仰向け、うつ伏せにてCT撮影を行い、大腸CT解析が可能な専用ワークステーションを使用することで、内視鏡を挿入しなくても内視鏡検査を行なったような大腸の画像を作成し観察・診断することができます。

大腸CT検査
大腸

実際の検査は、肛門から6mm程度のチューブを3~5cm挿入し、大腸CT専用の炭酸ガス注入装置を使用する事で、安全にゆっくりと炭酸ガスを注入し、大腸を拡張させて撮影するだけです。
炭酸ガスは腸管から速やかに吸収されますので、検査後の腹痛や膨満感はほとんどなく、検査時間は10分程度です。
大腸内視鏡検査の実施が困難な方、検査に抵抗がある方には最適な検査で、大腸内視鏡検査の前後検査としても多く利用されています。

※医療被ばくについて
CTを使用する検査のため、放射線被ばくがあります。 撮影に必要な線量は数mSvであり、1年間に自然界から浴びている線量(2.4mSv)より 若干多い程度です。 健康を害する線量ではありません。 妊娠中の方あるいは妊娠の可能性のある方は大腸CT検査を受けることはできません。

検査の特徴‐内視鏡検査との比較

  大腸CT検査(CTコロノグラフィー) 大腸内視鏡検査(大腸ファイバー)
長所 ・検査が短時間で終了し、苦痛がほとんどない
・大腸狭窄があるなど内視鏡挿入が困難な場合も検査が行える
・臨床上問題とされる6mm以上のポリープの診断能が確立されている
・大腸穿孔や出血などが起こることがほとんどない
・他の臓器の情報が得られる
・直接観察できるので、平坦な腫瘍・6mm以下のポリープの発見も可能であるなど病変の検出能が高い
・ポリープをその場で切除できるなど、病変があった時に組織を採取できる
・腸内の色の変化を見ることができる
短所 ・平坦な腫瘍や小さなポリープなどの病変が検出しにくい
・病変の色や固さの情報は得られない
・組織検査ができない
・検査時の治療ができない
・検査時に被曝を伴う
・前処置がうまくできていない場合には、正確な検査が困難
・検査時に苦痛を伴うことが多い
・ひだの裏側などカメラの死角がある
・狭窄部位があれば検査できない
・前処置がうまくできていない場合には、正確な検査が困難

検査の流れ

1.検査の予約
検査目的、検査内容、食事制限、下剤服用時間などの説明させていただき納得、同意の上で検査を受けていただきますので、必ず来院して検査説明を聞いてください。
検査説明書、同意書、チェック表、検査食、下剤などをお渡しします。
2.検査前日数
検査食、コロンフォート、下剤、水分などを飲食してください。
3.検査当日
食事はせず、飲み物はコップ1杯程度の水にしてください。
来院されましたら放射線技術科で受付を行い、検査を受けていただきます。
受付の際には事前にお渡しする検査の同意書とチェック表が必要となります。
4.結果説明
検査日の3日後以降に、検査を予約した科を受診していただき、結果説明を聞いていただきます。

※ご不明な点がございましたら、放射線技術科までお問い合わせください。