臨床検査技術科
就活生へのメッセージ
専門性も高めつつ、多方面で活躍できる臨床検査技師の育成に取り組んでいます。患者さんに寄り添う気持ちを常に持ち、連携しながら臨床検査技師として質の高い医療の提供を行っています。検査を通して医療を支える仲間を募集します。
教育体制
新人年間スケジュール
- 4月
- 患者さんへの対応や検体の取り扱いに始まり、配属先の部門別に基礎を習得していきます。
- 6月
- 採血の指導を受けます。神経解剖学の座学が終了したら実技指導が始まります。
配属先で検査の基礎を学び終え、本格的に検査業務を実施しながらの練習となるので大変ですが、進捗状況に応じた最適なアドバイスを指導担当者より受けます。
厳しい試験が終わると、患者さんに寄り添いながら安全・安心な医療を提供していきます。
- 7月
- 採血技術習得後の7月頃に当直・休日日勤業務の練習が始まります。
全部署の緊急検査ができるように、各部署の担当者から指導を受けます。
自部署の基礎を学び終え、新しい業務に取り組みながらの練習となるので大変ですが、各担当者が進捗状況をチェックし最適な練習方法をアドバイスします。
最後に試験を受け、適切に実施できているか確認をしています。
- 翌1月
- 翌年の1月頃、休日日直業務開始となります。まずは先輩技師と共に経験を積むことで3月頃には基礎的な緊急検査は一人でも対応可能になります。
配属先の主な業務や当直・休日業務ができるようになる頃、新人1年目が終わります。
次は専門性を追求して資格取得を目指したりと、更なる目標を立て技術を高めていきます。
また各種委員会活動に参加し、病院内での活動の幅も広めていきます。
資格取得状況
認定団体 |
資格 |
取得者数 |
日本輸血・細胞治療学会 |
認定輸血検査技師 |
1 |
日本超音波医学会 |
超音波検査士 (消化器、循環器、体表、泌尿器) |
2 |
日本臨床神経生理学会 |
認定専門技術師 (脳波分野、筋電図、神経伝導分野) |
1 |
日本臨床衛生検査技師会 |
認定臨床化学・ 免疫化学保証管理検査技師 |
2 |
認定認知症領域検査技師 |
1 |
日本糖尿病療養指導士認定機構 |
日本糖尿病療養指導士 |
2 |
日本泌尿器科学会 |
排尿機能検査士 |
3 |
日本医療検査科学会 |
POCコーディネーター |
1 |
1日の仕事の流れ
血液・輸血検査部門に配属された【4年目技師】のある一日
7:30 |
出勤(早出当番) 機器の動作チェックと精度管理 |
7:45 |
入院患者さんの採取検体を検査開始 異常値あり病棟へ至急報告! |
8:00 |
外来患者さんの採取検体を検査開始 |
9:00 |
健診センター受診者さんの採取検体を検査開始 輸血製剤準備、クロスマッチ、輸血製剤出庫 |
11:00 |
不規則抗体保有の患者さんへ検査説明に伺う先輩に付き添い外来へ |
12:00 |
昼食休憩 |
13:00 |
外来患者さんの採血業務(交代制) |
15:00 |
外来医師からの問い合わせに対応 |
16:00 |
院外健診受診者さんの採取検体を検査実施 |
17:00 |
検査機器のメンテナンス、当直業務への切り替えと片付け |
17:30 |
業務終了 |
新人臨床検査技師に聞く!
- Q:倉敷成人病センターに就職してどうですか?
- 臨床検査技師として働き始めて約3カ月が経ちました。配属は、細菌一般部門です。
この3カ月間は細菌検査として検体の培養と鏡検、釣菌、共通業務として採血など新しく覚えることが多く、日々の業務をこなすことだけで精一杯でした。しかし、先輩方が優しく丁寧に教えてくださるおかげで少しずつ業務にも慣れ、精神的にも余裕が生まれてきました。また、一人で任される仕事が増えると責任感を感じる一方で、自分が着実に成長していることを実感でき嬉しくもあります。これから当直・休日日勤業務に向けての練習などまだまだ学ぶことは沢山ありますが、一人前の検査技師に早くなれるよう努力していきたいです。
- 新人1年目