外来受付時間

午前8:30~11:30

午後13:30~16:30

面会時間
新型コロナウイルス等の感染予防のため、2020年3月26日(木)から当面の間入院患者さんへのご面会を制限させていただいております。
休診日
土・日・祝日
および年末年始(12/30~1/3)
※産科・婦人科は土曜午前中に診療を行なっています。

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女性のための
サポート

当院には、女性専用外来はありませんが、女性をサポートする外来が、婦人科、産科、体外受精センター、乳腺科、泌尿器科、小児科の各科にあります。

「生まれてから年を重ねる間におこるさまざまな女性特有の症状」に対し、専門の医師と職員が総合的にサポートします。

更年期障害

更年期は女性のライフステージの一つで、女性の月経周期の終わりを示す閉経前後の5年間を合わせた10年間を指します。性成熟期から老年期への移行期間であり、女性ホルモン量が低下するため、のぼせ・ほてり・動悸・冷え・不眠・イライラ感といったさまざまな症状を自覚するようになります。
当院では、患者さんとよく相談しながら、ホルモン剤、漢方薬、自律神経調節剤などから最適と考えられる治療方法を選択し症状の緩和を目指します。

子宮内膜症・子宮筋腫

子宮内膜症は月経がある女性の約1割に発症し、10代後半からも起こる病気です。そして、「生理痛」とくくられている痛みの原因が、実は「子宮内膜症」という病気の一部であることが分かってきました。子宮内膜症による痛みは、就学、就労の妨げとなり、不妊症の原因ともなりうる現代女性のQOLを著しく損なう病気です。
子宮筋腫は子宮の筋肉にできる良性の腫瘍で、30歳以上の女性の20~30%に発症します。子宮筋腫によって増強する月経痛や貧血症状は、日常生活を困難にすることもあります。
当院では、これらの病気に対して症状だけでなく、患者さんのご年齢、妊娠やライフスタイルのご希望をよくお聞きして、薬物(ホルモン)治療から最新のロボット手術までご提案いたします。

乳がん

乳がんは日本人女性がかかるがんのうち最も高い割合を占めており、10人に一人がかかる時代です。
しかし乳がん治療に関する研究も急速に進歩しており、早期に発見して治療した場合 (ステージ0、ステージ1)、5年生存率はおよそ99.7%に達する(国立がん研究センターHPデータより)など、高い根治性も期待できます。
当院では、乳腺専門医を中心としたブレストセンターを設置し、乳房にしこりや痛みを感じている方、健康診断や人間ドックで精密検査を勧められた方を毎日受け入れる乳がんを早期発見するための体制を整えています。
また、経験豊富な 乳がん看護認定看護師が複雑な治療を自己決定することの手助けをはじめ、リンパ浮腫予防のためのセルフケア方法や、抗がん剤や内分泌治療の副作用への対処方法に関するアドバイスなど、乳がんに関するさまざまなケアに積極的に取り組んでいます。

子宮・卵巣がん

子宮がんとは子宮に発生するがんを指し、子宮の入り口部分に発生する子宮頸がんと子宮体部に発生する子宮体がんに大別されます。


子宮頸がんについて

子宮頸がんは、近年20代での発症患者が急速に増加しており、これから出産を迎える世代に重大な影響を及ぼしています。子宮頸がんの治療は、手術療法、放射線治療、抗がん剤治療を組み合わせた集学的治療が必要となりますが、当院では、早期から進行がんまで幅広く対応することができます。また、がんの病期にもよりますが(Ia~Ib期で長径2.5cm未満)、将来妊娠したいという強い希望がある患者さんには子宮を温存する腹腔鏡下手術または、ロボット手術を実施することが可能です。


子宮体がんについて

子宮体がんは、閉経前後から増加するため、50~60代で発症のピークを迎えます。
当院では、傷が小さく身体に負担の少ない低侵襲手術(腹腔鏡下手術やロボット手術)を積極的に取り入れており、早期(ステージ1,2)では100%に近い5年生存率を記録しています。


卵巣がんについて

卵巣がんは、40代から増加し60代後半で発症のピークを迎えます。卵巣がんは、がんが進行して初めて痛みや圧迫感、腹水が貯まるなど症状が生じるので早期発見が難しいがんです。
当院では早期から進行した卵巣がんに至るまで傷が小さく体に負担の少ない低侵襲手術が可能であり、術後の抗がん剤治療も最大限の苦痛を和らげながら実施しています。

不妊症

体外受精(生殖補助医療)は強力な不妊治療法です。当院妊娠例の80%を占め、毎年150人余りが出産されています。1988-2021年に2,848人がお産され(30歳未満490人)、30-34歳1,090人、35-39歳(1,055人)、40歳以上(243人)、多胎を含めて3,173人の子供が誕生しました。晩婚化で体外受精開始年齢は20年間で4歳高くなっていますが、卵子は加齢と共に減少し異常が増え出生率が下がります。体外受精の採卵1回あたりの出生率は35歳まで62%、36-39歳30%、40歳以上で9%でした(当院2011-2015年)。挙児を希望して1年経過したら治療開始の時期です。通常、タイミング法や人工受精(AIH)などを一定期間(6-12ヶ月)試しますが、事情に応じて最初から体外受精を始めるのも有効です。

出産

人生においても家族においても最も大きいイベントの一つである出産。ウキウキワクワク感だけでなく、妊娠中のトラブルや出産に関する不安ももちろんでてきます。
西日本有数の分娩数を誇る当院は、岡山県内だけでなく、里帰り分娩も多く受け入れており、多数の産科医師、小児科医師、麻酔科医師、助産師、看護師、そして連携医療機関の先生方とともにチームで安全・安心の周産期医療を目指しています。
新しい家族が増える喜びや不安に寄り添いながら、一人ひとりの妊婦さんが安心して出産できるよう取り組んでいます。

脂質異常・甲状腺

脂質異常症について

脂質異常症とは、LDLコレステロールが140mg/dl以上の「高LDLコレステロール血症」、HDLコレステロールが40mg/dl未満の「低HDLコレステロール血症」、中性脂肪が150mg/dl以上の「高トリグリセライド血症 (高中性脂肪血症)」のいずれかの状態のことを指します。 脂質異常の状態をそのままにしておくと動脈硬化が進んでいきます。動脈硬化は血管壁が分厚くなり、血管の柔軟性が失われた状態で、血管が損傷したり、血液の流れが滞ったりして、最後には脳卒中や心筋梗塞など、命に関わる重大な病気を引き起こす可能性があります。


甲状腺の病気について

甲状腺の病気は、女性にとても多い病気です。月経異常や不妊、流産の原因になることも多く、女性にとっては注意したい病気です。
バセドウ病に代表される甲状腺機能亢進症では疲れやすい、暑がりで汗をかきやすい、動悸、息切れがある、イライラするなどの症状があり、慢性甲状腺炎(橋本病)に代表される甲状腺機能低下症では体がだるくやる気が出ない、寒がりで汗をかきにくい、むくみやすい、皮膚の乾燥、便秘などさまざまな症状が出現し、更年期症状、うつ病、自律神経失調症などのほかの病気と間違われることもあり注意が必要です。
当院では、脂質異常や甲状腺の病気に対して、専門の内科医師が診療にあたります。また、外科的治療が必要な場合は外科と連携して治療にあたります。

外反母趾・骨粗鬆症

外反母趾について

外反母趾は女性に圧倒的に多い足の病気あり、足の親指が「く」の字に曲がってしまう変形疾患です。母趾の痛みにより靴歩行が困難になったり、また痛みは強くなくてもいつのまにか隣接する趾関節の脱臼を伴うことも時々見られます。軽度の外反母趾であれば靴や装具、運動療法などの保存治療による症状の改善が期待できますが、中等度以上の外反母趾になると手術治療が勧められます。たかが外反母趾と思われがちですが、多くの女性の足を悩ます代表的疾患になります。正しい診断と正しい治療のために専門の病院での受診が勧められます。当院では、外反母趾の専門外来を設置し、保存治療から外科的治療まで行なっています。


骨粗鬆症について

骨粗鬆症は女性に多い疾患であり、骨密度の減少により骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。女性は閉経期を迎えると女性ホルモンの分泌が低下するため、同年代男性と比較して著しく骨密度が低下します。転倒により大腿骨骨折や脊椎の骨折などが起こりやすくなり、歩行が困難になった場合、要介護状態になるリスクが高くなります。治療は主に薬物療法になりますが、食事療法や運動療法も重要になります。骨粗鬆症を予防して骨を健康に保つことが健康寿命を延ばすことにつながりますので、当院では定期的な検査や薬物療法などを根気よく行なっています。また、管理栄養士による栄養サポートも積極的に行なっています。

骨盤臓器脱・尿漏れ

骨盤臓器脱について

骨盤臓器脱とは、膀胱・直腸・子宮・尿道などが、女性器(膣)に下垂し膣外に出てきてしまう女性特有の病気です。当院では、病気の啓発から予防、治療までをサポートできるよう医師、看護師、理学療法士、管理栄養士などで構成する専門チームを立ち上げています。情報を共有し、円滑に診断・治療が行えるようにカンファレンスを行い、横の連携を意識して診療を行なっています。また、専門の女性理学療法士による骨盤底筋リハビリテーションも積極的に行なっています。


尿失禁について

40代以降の女性の40%以上が経験するともいわれている尿失禁。尿失禁とは自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまうことと定義され、腹部に力が入ったときに尿が漏れる腹圧性尿失禁、急に尿意を催し我慢できずに尿が漏れる切迫性尿失禁、腹圧性と切迫性が混在する混合性尿失禁に分類されます。実際に悩んでいる方は多くいるはずなのですが、年のせいとあきらめてしまっていたり、恥ずかしいので相談しづらく、誰にもいえずに我慢してしまっているのが現状です。
当院では、しっかりお話を聞いてその方のライフスタイルにあった治療方法を提案いたします。軽症では内服治療、骨盤底筋リハビリテーションを行います。中等から重症の方には女性ではメッシュテープを用いた尿失禁防止術を行います。男性では適応を十分考慮し、人工尿道括約筋埋め込み術も行うことが可能です。