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ロボット先端手術センター

婦人科ロボット手術の適応疾患

2021/08/10

婦人科ロボット手術の適応疾患

良性疾患
2020年4月の時点で、子宮筋腫、子宮内膜症などの子宮良性疾患に対する「子宮全摘術」と骨盤臓器脱(子宮脱、腟脱など)に対する「仙骨腟固定術」が健康保険の適応となっています。ほとんどの場合は、患者さんのご希望に沿ったロボット手術を受けることができますが、健康保険の適応とならない場合もありますので、外来担当医にお気軽にご相談ください。
悪性疾患
2020年4月の時点で、早期子宮体がん(IA期)に対するロボット手術が健康保険の適応となっています。今後、保険適応が更に拡大されていくと考えられますが、ご自身の病気が健康保険の対象となるかどうかについては、外来担当医にお気軽にご相談ください。
子宮体がんに対するロボット手術は、2018年4月から保険適応となった最新の医療技術ではありますが、当科では2013年よりロボット手術を臨床研究として開始し、これまで婦人科悪性疾患に対して約500例の手術を行なってきた治療実績が既にあります。がんの治療において、最も重要となるのは、患者さんの長期的な生存予後ですが、これまでの治療データを解析したところ、早期子宮体がん(IA期~II期まで)における5年生存率は、100%と非常に良好な治療成績でした。このような、ロボット手術の長期的な生存予後に関するデータを持つ施設は、国内では当科しかありません。また、子宮体がんの場合、広範囲に及ぶリンパ節郭清が必要となりますが、当科では「後腹膜アプロ―チ」という特殊な技術を用いて行なっています。後腹膜アプロ―チは、心臓や肺への負担が少ない、術後の癒着が少ないなどといった多くのメリットがありますが、極めて高度な技術が必要となるため、この方法でリンパ節郭清を行うことができる施設は限られており、国内では当科のみ、海外でも非常にごくわずかです(ロボット支援後腹膜鏡下傍大動脈リンパ節郭清)。
その他にも、子宮頸がん・卵巣がんに対するロボット手術も臨床研究(自費診療)として行なってきましたが、子宮体がんと同様に良好な治療成績です。