

午前8:30~11:30
午後13:30~16:30
2023/05/15
倉敷成人病センターは、米国インテュイティブサージカル社の最新手術支援ロボット「ダビンチSPサージカルシステム(以下、ダビンチSP)」を西日本で初めて導入し、第1例目となる手術を2023年5月15日に実施し、無事終了したことをご報告いたします。
執刀したロボット先端手術センター長の婦人科 安藤正明医師は、以前より内視鏡カメラに手首関節があり曲げることができ、お腹の中で使用される器具が多方向に柔軟に曲がれば、狭い内でもそれぞれの器具同士が干渉せず最少の傷で手術ができると考えていました。
今回、導入したダビンチSPには、それらが備わっており実際に手術で使用した感触としては「最少で1つの傷で手術を行うことは可能で、傷の痛みなど患者さんのストレスを軽減することが期待できる」と述べました。
倉敷成人病センターは、2013年に手術支援ロボットを導入してから現在まで累計2,955件(2013年10月1日~2023年5月2日時点)と多くのロボット支援下手術を行なってきました。
執刀した安藤正明医師は日本ロボット外科学会認定専門医で国際A級ライセンス(婦人科領域)を取得しており、日本では安藤正明医師のみとなっています。その他もそれぞれの領域の専門医やプロクター(手術指導医)が多数在籍しており、高い技術レベルを維持しています。 倉敷成人病センターは今後さらにダビンチSPでの手術の経験を重ね、西日本でも最新の単孔式ロボット手術が受けられる体制の強化と全国への安全な普及を目指します。
また、ダビンチSPを使用したさらなる低侵襲手術への展開も視野に入れ、取り組んでまいります。
【ダビンチSPの特徴】