

午前8:30~11:30
午後13:30~16:30
2023/06/28
2023年6月28日に国内で初めて、最新手術支援ロボット「ダビンチSPサージカルシステム(以下、ダビンチSP)」を使用した自然孔(女性の腟(ちつ))からロボットを挿入し、手術を行う「ロボット支援下経腟腹腔鏡下手術」を実施いたしました。
今回の手術で使用した最新の「ダビンチSP」は、手術に使う3本の鉗子(かんし)と、カメラを1本の手術アームに集約し、1箇所のキズで手術が可能。ダビンチは手術機器を動かすロボット本体と、医師がロボットを操作するためのコンソールという装置、手術の様子を映すためのビデオシステムで構成されています。
ロボット本体を患者さんにつないだ上で、執刀医はコンソールに座って遠隔で操作を行います。
当院では、以前より経腟腹腔鏡下手術を行っていましたが、今回ダビンチSPを使用して行うのは、初めてとなります。これまで行っていた方法に比べるとロボットの利点を生かし、より精密な手術が可能になると考えられます。
狭い範囲で手術を行うため、手術難易度は高くなりますが、最新の医療技術と多数の日本ロボット外科学会認定専門医、内視鏡外科技術認定取得医をはじめ、腹腔鏡下手術の修練を積み、習熟した医師のもと、安全に行っています。
今後も「ダビンチSP」での経腟腹腔鏡下手術を含め、体に負担の少ない手術を提供してまいります。