2024年9月24日、当院では一例目となる結腸のロボット支援下手術を無事に成功させることができました。
手術は、最新のロボット技術を駆使し、精密な操作を可能にすることで、患者さんの負担を最小限に抑えることができました。
大腸は結腸と直腸に大別され、ロボット支援下手術は結腸の悪性腫瘍(主にがん)にも適応されています。腹壁に5カ所程度、1cm程度の小切開を加え、ロボット手術を実施します。
ロボット支援下手術では、手ブレ防止機能によって繊細かつ確実な操作が可能になります。さらに、多関節機能により、鉗子の先端が自在に曲がるため、従来の腹腔鏡下手術では難しい操作でもストレスを感じることなくスムーズに実施できます。
加えて、高精細な3D画像システムを活用することで、手術中の解剖構造をより詳細に把握することが可能となります。さらに、カメラ操作もロボットが自動的にサポートするため、映像が安定し、正確な視覚情報を提供し続けます。これにより、手術の効率と安全性が大幅に向上します。
このように、ロボット支援下手術は従来の技術では難しい操作や視覚情報の安定性を強化し、患者さんにとってもより安全で効果的な治療を提供します。
当院は、今後も質の高い医療サービスを提供し、地域の皆様に信頼される医療機関として、邁進してまいります。