外来受付時間

午前8:30~11:30

午後13:30~16:30

面会時間
新型コロナウイルス等の感染予防のため、2020年3月26日(木)から当面の間入院患者さんへのご面会を制限させていただいております。
休診日
土・日・祝日
および年末年始(12/30~1/3)
※産科・婦人科は土曜午前中に診療を行なっています。

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リハビリテーション科

理学療法

2021/05/13

理学療法とは

運動療法エリア

医師の指示のもと体が不自由になった人々に対して、各個人の能力を調べ(身体機能、心理面、リスク等)適切な治療法や目標を設定し、運動療法(※1)や物理療法(※2)、ADL訓練(※3)を実施し機能回復を図り在宅生活が円滑に送れるよう支援することです。

※1:運動療法:関節拘縮の予防、改善のための関節可動域運動や、筋力の維持、強化のための筋力増強運動など
※2:物理療法:温熱・水治・電気療法などを用いて痛みや循環の改善を図ること
※3:ADL訓練:起きる・座る・立つ・歩くなどの基本動作練習や、日常生活を円滑に行うために必要な動作の助言、指導、練習すること

牽引 物理療法

理学療法の主な対象疾患

整形疾患

リウマチや変形性関節症が原因で膝や股関節に障害のある方に対する人工関節置換術後の理学療法を行なっています。
手術前の状態評価を行い予想される問題の把握に努め、手術後の運動機能を想定した日常生活指導を行います。
手術後翌日から早期の理学療法を行い、迅速な回復を目指します。
また、腰痛や頸部痛を生じる脊柱の疾患に対して、手術後の理学療法、運動指導、姿勢指導、日常生活指導なども行なっています。腰痛や頚部痛のリハビリテーションとして、マッケンジー法(リンクページ)を導入しています。


歩行練習(杖) 可動域訓練

リウマチ性疾患

リウマチ専門医の指導のもと、関節痛の改善のため温熱療法や運動療法の指導を行い、機能の維持や改善を図ります。
運動療法の指導の中で、リウマチの患者さんに対して当院独自の「リウマチ体操」の指導を行い、関節保護を目的とした体の使い方を覚えていただけるように努めています。
またリウマチの理解を深めていただくために患者さんを対象とした「リウマチ教室」(毎月1回)に各科専門医、その他の職種とともに講師として参加しています。



小児疾患

生まれつきや生まれてからの病気・事故などによる運動発達の遅れや運動の障害のある子どもを対象としています。
子どもの運動機能に合わせて、遊びや生活に則した活動の中で支援しています。
ご家庭や学校など生活の中で支援が行えるようADL(日常生活動作)の指導や家族指導を行なっています。
他部門と連携して補装具のアドバイスなども行なっています。


小児エリア 訓練場面

糖尿病

慢性疾患である糖尿病は自己コントロールが大切です。
特に食事療法と運動療法は、車の車輪のようにどちらもうまく働かなければ維持していくことが困難となります。
当院では、毎月1回行われている「糖尿病教室」にて運動療法の必要性、具体的な方法などについて指導を行なっています。入院の患者さんには必要に応じて個別指導を行い、病状の改善・維持のための援助を行なっています。

リンパ浮腫

リンパ浮腫治療

婦人科や乳腺外科の手術後にみられるリンパ浮腫治療を対象に、リンパドレナージや圧迫療法を実施しています。 当院では手術後から病棟看護師と連携しスキンケア指導を中心としたセルフケア指導を行うとともに、リンパ浮腫患者さんに対して複合的治療を外来診療にて行なっています。
リンパ浮腫の改善を目標に、ご自宅でもセルフリンパドレナージ(自己によるマッサージ)や圧迫療法(自己によるバンテージや弾性着衣の装着)が行えるように治療やセルフケア指導を実施しています。また、弾性着衣(スリーブ・ストッキング)の採寸・紹介なども併せて行なっています。

がんのリハビリテーション

がんの治療の過程ではさまざまな問題が生じます。
痛みや体力低下、治療中の安静による筋力低下や歩行困難などが生じることがあります。
こうしたさまざまな問題に対して、患者さんに寄り添いながら理学療法を実施していきます。
痛みに対しては苦痛を和らげるようマッサージや、筋力や体力の低下に対しては維持・改善をはかる運動などを行います。
また、日常生活に必要な立つ、歩くなどの動作練習も行います。

骨盤底筋リハビリテーション

骨盤底筋運動は、骨盤の底にある骨盤底筋群という筋肉を鍛えることで、尿失禁などの症状を軽減することを目的とした運動になります。
尿失禁は妊娠・出産や加齢によることが原因で起こるといわれています。笑ったり、くしゃみで漏れるなど訴えをよく聞きます。実は、成人女性の3~4人に1人は尿失禁があるともいわれており女性にとっては身近な問題となっています。

骨盤底筋イラスト
治療の様子

「尿漏れの不安があって、外出ができない」「失禁の匂いが気になる」「相談ができる場所がなくて困る」などの声を実際に聞くことがあります。
当院では泌尿器科の医師を中心に医師・看護師・栄養士・理学療法士がチームとなって尿失禁の改善を図るために取り組んでいます。理学療法士はチームの中では骨盤底筋リハビリテーションの個別指導を行なっています。

理学療法士による骨盤底筋リハビリテーションはまだ周知されておらず、受けられる施設は全国的にも少ないです。骨盤底筋運動は専門的な知識を持った理学療法士を中心に、体操が定着できるように骨盤底筋リハビリテーションを実施しています。
骨盤底筋リハビリテーションは“骨盤底筋運動の定着、尿失禁の症状改善”を目標に患者さんに適した姿勢で運動が行えるよう個別指導を行なっています。運動を定着できることで、「外出が怖くなくなった」「尿漏れの頻度が減った」などの声も聴かれるようになりました。
運動を実感して、運動効果の「見える化」を目指して骨盤底筋運動具の導入も検討しています。
骨盤底筋リハビリテーションを受けるには泌尿器科の受診が必要です。
「女性泌尿器科」にお気軽にご相談ください。