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休診日
土・日・祝日
および年末年始(12/30~1/3)
※産科・婦人科は土曜午前中に診療を行なっています。

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病理科

就活生へのメッセージ

細胞や組織の形態に興味のある臨床検査技師、病理検査技術を磨きたい臨床検査技師におすすめの職場です。

教育体制

病理科は、薬剤科、臨床検査科、リハビリテーション科などとともに診療支援部に属し、病理・細胞診に関わる業務を専門に行う部門です。常勤スタッフ全員が細胞検査士の資格を持っており、細胞検査士資格取得を目指すための環境が整っています。資格取得後は、業務以外にも細胞検査士として学会発表や論文制作などに取り組むことが可能です。経験豊富な先輩技師による指導やサポートのもと、技術と学術の向上に取り組みましょう。

入職後の流れ

1年目

一連の組織標本作製技術(包埋、薄切、染色)や細胞診の検体処理など、基礎業務を習得します。それぞれの業務を独力で進めることができるよう、教育担当者が丁寧に指導しますので安心です。

細胞検査士資格取得に向け、細胞診の勉強も並行して行なっていきます。先輩技師が懇切丁寧に、優しく指導してくれます。

2年目
病理での業務経験が1年間を超えると、細胞検査士資格認定試験の受験資格を得ることができます。資格取得に向けて勉強に力を入れていきましょう。最短なら、この年のうちに細胞検査士資格を取得することも夢ではありません。
?年目
細胞検査士の資格を取得してからは、組織検査に関わるローテーション業務と細胞診業務を並行して行なっていくことになります。?が何年になるかはあなたの頑張り次第!

病理診断科Q&A

技師として病理検査に従事するためにはどんな資格が必要ですか?
国家資格としての臨床検査技師資格が必要です。その他、さまざまな学会などが認定する資格として、細胞検査士(日本臨床細胞学会認定)、国際細胞検査士(国際細胞学会認定)、認定病理検査技師(日本臨床衛生検査技師会認定)なども求められることがあります。
仕事をしながら認定資格取得を目指すことは可能ですか?
可能です。病理科にはさまざまな認定資格を持った経験豊かな技師が在籍しており、資格取得に向けた指導を行います。
どうしたら細胞検査士の資格を取得することができますか?
細胞検査士になるためには、資格認定試験に合格しなければなりません。1年間の業務経験を経て、受験資格を得ることができます。業務をこなしながらの試験勉強が必要ですが、先輩技師が全力でバックアップします。一緒にがんばりましょう。
組織診断に関わる臨床検査技師の具体的な業務について教えてください。
組織診断に関わる技師の役割は、確実な診断を導く良好な標本を作製することです。提出された検査材料(手術材料・生検材料)を壊すことなくパラフィンブロック化すること、パラフィンブロックから数マイクロレベルのごく薄い切片を作りスライドガラスに貼って染色することが主な作業となります。いずれも高い技術と熟練、理論的な裏付けを必要とします。一連の作業は、複数の技師により分業体制で進められています。
遺伝子検査と病理検査の関係について教えてください。
がんの個別化医療に伴って進歩の著しい遺伝子検査ですが、病理検査と無縁ではありません。遺伝子検査を行う前提として、組織検査によるがんの診断がまず必要となります。その上で、がん細胞が多く含まれる組織を特定し、これを検体として遺伝子検査を行うことが一般的です。遺伝子検査の検体には組織診断に用いられるパラフィンブロックがしばしば利用されることから、病理科では常に遺伝子検査の可能性を念頭に置き、よりよい保存状態の検体処理に努めています。

資格取得状況

認定団体 資格 取得者数
日本臨床細胞学会 細胞検査士 8
国際細胞検査士 7
日本臨床衛生検査技師会 認定病理検査技師 1

1日の仕事の流れ

午前
包埋

組織をパラフィンに埋め込んで固め、パラフィンブロックにします。次の工程である薄切作業がスムーズに進むよう、組織の面を平らにして丁寧に埋め込みます。

薄切

パラフィンブロックから2~3μmの薄さの切片を削り出し、スライドガラスにのせます。正確な組織診断を行うためには、きれいな切片を作製することが不可欠です。きれいに、そして手早く作製できるよう訓練します。

午後
検体処理

尿や体腔液中の細胞を顕微鏡で観察できるよう処理して、標本作製を行います。より正確な判定ができるよう、検体処理を通じて細胞診の知識と技術を習得していきます。

切り出し補助

切り出しとは、手術で摘出された臓器から診断に必要な部分を選択する工程です。新人の時には、切り出し業務の補助を行いながら組織の取り扱いを観察し、切り出しの基本を学んでいきます。

業務終了後
細胞検査士資格取得のための座学、鏡検、実技の勉強に取り組み、合格を目指します。

新人技師、中堅技師に聞く!

Q:倉敷成人病センターを選んでよかった点は?
部署が変わることなく病理検査に携われるので専門的な技術や知識を深めていけることがよかったです。また、スタッフ同士助け合いながら楽しく仕事ができる職場であることもとてもよかったと思います。
新人1年目
Q:倉敷成人病センターを選んでよかった点は?
細胞診検体数が多く、資格取得のための環境が整っています。そのため、学会発表もしやすく、その際、先輩方や病理医が丁寧に指導してくださいます。
中堅13年目