外来受付時間

午前8:30~11:30

午後13:30~16:30

面会時間
感染対策のため入院患者さんへの面会を制限しています。
休診日
土・日・祝日
および年末年始(12/30~1/3)
※産科・婦人科は土曜午前中に診療を行なっています。

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治療体制:放射線治療

放射線治療の特色

当院では、早期がんから手術不能局所進行がんまで根治照射(完治を目指す治療)を行なっています。その他、乳がん等の術後照射、再発症例や少数個の転移に対する救済照射など、幅広い適応に対しても高精度放射線治療を駆使し、患者さんに合った治療を実施しています。
特に左乳がん術後照射には、心血管障害のリスク軽減のため深吸気息止め照射(DIBH)を、前立腺がんには、直腸線量低減のため前立腺と直腸の間にハイドロゲルスペーサー(Space OAR)留置を希望者に対して行なっています。
緩和照射はがん治療全体の中で特に重要な位置づけです。症状改善効果が高く、患者さんの満足度が高い治療のひとつです。副作用は最小限に抑え、比較的短期間で治療可能です。

治療環境・設備

放射線センター内の放射線治療エリアは、リラックスして治療を受けていただけるように設計しており、女性患者さん専用の待合ラウンジを設けるなどプライバシーにも配慮しています。
  • 放射線センター 受付 放射線センター 受付
  • 女性専用待合ラウンジ 女性専用待合ラウンジ
近年、放射線治療の進歩は著しく、がんに対してはより多くの放射線を集中して照射し、周囲の正常臓器に対してはより線量を軽減する機器や技術が普及しています。当院では、放射線治療装置(リニアック)の上位機種Varian社製「TrueBeam」を導入することで、強度変調放射線治療(IMRT:Intensity Modulated Radiation Therapy)や定位放射線治療(SRT:Stereotactic Radio Therapy)といった高精度放射線治療を可能にしました。
また、FFF beam(Flattening Filter Free beam)を搭載した機種で、定位放射線治療のような一回あたりの線量が多い照射を行う場合、高線量率の照射により治療時間の短縮とそれに伴う位置精度の向上が得られます。当院では肺への体幹部定位放射線治療は息止め照射を行なっており、FFF beamを用いることで息を止める回数を減らした治療を提供できるため、実際に患者さんの負担軽減につながっています。
前立腺がんに対する永久刺入密封小線源治療(低線量率・ヨウ素125)も導入し、当院で前立腺がんの治療を受ける患者さんには、手術、高精度放射線治療(IMRT)、密封小線源治療といった選択肢が広がっています。
さらに、放射線治療や薬物療法の増感効果が期待できる高気圧酸素治療(HBO:Hyperbaric Oxygen)も導入しています。血管新生や組織修復により末梢血管障害や創傷治癒にも効果が期待できるため、腸閉塞、脳梗塞、難治性潰瘍などの良性疾患にも対応可能です。
  • TrueBeam TrueBeam
  • 高気圧酸素治療装置 高気圧酸素治療装置