

午前8:30~11:30
午後13:30~16:30
初発時に手術の前後で薬物療法を実施することで再発を予防する効果が大幅に高まります。手術ができない進行がんや再発がんであっても、薬物療法単独あるいは放射線との併用療法で生存期間を大幅に延ばすことができます。 いわゆる“抗がん剤”と呼ばれている細胞障害性抗がん剤のほか、乳がんや前立腺がんなどに使用する“ホルモン剤”、がんの増殖に関わる特定の標的だけを攻撃する“分子標的薬”、患者さん自身の免疫力を再活性化してがん細胞を攻撃させる“免疫チェックポイント阻害剤”などが続々と開発されており、治療成績は上昇し続けています。
がん治療において薬物療法は最も長い期間を費やす治療です。がんの種類やステージにもよりますが、初発時でも半年から数年、再発後は何年間にもわたって治療が続きます。長期間安全に治療を続けていくためには、充実した治療環境とスタッフとの信頼関係が重要です。当院の通院治療センターは、患者さんとご家族がリラックスして治療に臨むことができるよう設計し、専門的知識を持ったスタッフを配置して万全の態勢で患者さん中心の薬物療法を行なっています。
(単位:件)
2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
胃がん | 102 | 120 | 88 |
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大腸がん | 340 | 370 | 270 |
肝胆膵がん | 237 | 272 | 267 |
肺がん | 1 | 0 | 100 |
乳がん | 916 | 803 | 842 |
子宮頸がん | 100 | 157 | 143 |
子宮体がん | 237 | 363 | 306 |
卵巣・卵管・腹膜がん | 589 | 604 | 696 |
前立腺がん | 120 | 40 | 50 |
尿路上皮がん | 154 | 181 | 168 |
その他のがん | 73 | 82 | 77 |
合計 | 2,869 | 2,992 | 3,007 |